くらしと経済 〜2017年放送

8月25日(金)アナログ筆記具の代表格、万年筆が若年層に浸透中!

登川


こんにちは。登川二奈です。
パソコンやスマートフォンでメールをすることが当たり前になりましたが、ここに来て万年筆がブームを迎えているようです。
今日は万年筆の市場動向について野村証券那覇支店支店長の北田敦司さんにお話を伺います。宜しくお願いします。

北田
宜しくお願いします。

登川


デジタル機器の普及で万年筆の市場は減っているのかと思ったので驚きですね。

北田


万年筆は高価な上に使い方も難しいイメージもありますよね。
最近では手ごろな値段の商品も販売されて市場は拡大しているんです。
矢野経済研究所の調べによると2015年度の国内における万年筆の出荷金額は46億80000万で前の年と比べて19・1%増えました。
さらに2016年度は54億円に上ると予想されています。

登川


右肩上がりに市場が拡大しているようですが、要因はなんでしょうか?

北田


市場の拡大を後押ししているのは、ある老舗メーカーが初めて万年筆に触れる子供に向けて発売した商品が登場したからです。
1本1000円という低価格に加えて豊富なカラーバリエーションなどの特徴が「高価なもの」、「年配の方が使うもの」といった従来の万年筆のイメージを覆し、結果的に200万本以上売れるヒット商品となっています。

登川


1000円というのはとてもお手頃ですね。
ただ、従来の商品と比べて書き味などが劣るのかどうか心配です。

北田


そこもポイントです。
そのメーカーでは、本格的な書き味は大切にしながらも「使う部品の数を減らす」など開発コストの削減に加えて、店頭に並べた時に一目で万年筆とわかりやすいように透明のパッケージを採用しました。
老舗メーカー製の安心感、さらにそして1000円という従来よりも手軽な値段が万年筆ユーザーの裾野を広げたという事です。

登川


1つの商品がきっかけとなって一気に万年筆の人気を押し上げたんですね。

北田


そうです。
さらに「美文字」ブームで通信教育での「ペン字講座」等も人気が出ていますよね。
パソコンやスマートフォンの普及で文字を書く機会が減ったからこそ、「たまに書くときには良いもので書きたい」と考える人が増え、お手頃な価格かつ書き味の良い万年筆を選ぶようになったのだと思います。

登川


なるほど、「デジタルが当たり前だからこそ、アナログな万年筆がかっこいい」という事ですね。

北田


その通りです。
さらに漢字を書くことを想定した万年筆は、同じ漢字を用いる中国をはじめ世界的に人気があります。
財務省のデータによると万年筆及び高級ペンの輸出額は2014年1月に、およそ7132万円でしたが、2015年11月には2億円あまりに伸びました。
観光客の増加や海外向けネットショッピングサイトの成長とも相まって、今後もニーズが高まる事が予想されます。

登川


今後の成長に期待ができますね。
さてここでセミナーのお知らせです。

北田


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登川


今日は再び人気を集めている万年筆の市場動向についてお話を伺いました。
北田さんありがとうございました。

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